スイミングに通っているなぁ太が。
夏の初め、水イボをもらってきた。
すごい勢いで増える水イボたち。
アトピーで皮膚が弱いから余計に繁殖しやすいのだろうか。
なぁ太の体に恐ろしいほど増えていった。
それはもう水イボの夏祭りや~!状態。
しかしトマコは思った。
資源豊富な幼児の体に舞い降りたひとつの水イボが。
短期間でドッと増え、いくつもの町を作った。
増えた水イボは資源を食い荒らし。
このまま繁栄していくかと思ったが。
幼児の皮膚に耐性がついたのか。
急激に数を減らし、滅んでいった。
トマコは思った。
これは地球だと。
地球で暮らす人間たち。
地球から見れば、大きさ的にも人間なんてウイルスみたいなものだろう。
私たちは繁栄し、ソコにある資源を食い荒らしている。
資源が豊富にある内はいいだろう。
でも、それが底をついたら?
山と同じなんだ。
資源がある内は、山を登ってるようなものなんだ。
でもなくなったら…。
待っているのは破滅。
その速度は山を転がり落ちるほど早い。
そうならないためにも。
資源は大切に使おう。
水イボみたいにならないためにも。
レッツエコ。
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