とうとうやるのか…

ええ、やるわ…

君はむしろ何もしないで…

覚悟しとけ~!




始めたぜ。


始めてやったぜ!!


断乳を…!!

※断乳とは

  生まれてから今までずっと与えていた母乳を断つことです



今までよく頑張った、自分。


生後一か月までは三時間おきの授乳?


ふふ、愚か者め…。


ウチの子は二人とも断乳するまで三時間置きだよ!!


つまり。


あたしゃ去年の7月から三時間以上続けて寝た試しはないよ!!



それに。


ニョキニョキと生え続ける赤子の歯。


あれが寝ると同時に閉じていくんだよ。


つまり。


ティ首の根元をギリギリと歯で噛まれてもー痛いのなんの。



身もだえる!!


さすがに身もだえる!!


でも寝てるから怒ってもムダだし!!



色んな意味で母限界。


そして決意した断乳。


今日は断乳について語るわ。


聞きたくない?


そんなの知らないわ。


思う存分語るわ。


ここからはトマコの断乳記になるので。


興味無い方はまた明日いらして。





いい?奥様。


まず一つ。


断乳は一日にしてならず!!ですわよ。


私が断乳へのカウントダウンを始めたのは今から一か月前。


コン吉一歳一か月のこと。



まずは赤子の様子をガン見。


我が子は乳ナシでもやってけるのか否か。


それを見極める。


コン吉は、寝る前以外は乳を欲しがることはなかった。


ゴハンの後の授乳も全くなく。


転んで泣いてもぐずっても。


抱いて揺らせばオールクリア!!


問題は寝る前の授乳と。


夜中何度も起きた時の授乳だけ。


これならイケル…!!


トマコは決心した。



んで。


まずは昼寝の前の添い乳をやめてみた。


抱っこで揺らしてご就寝。



それが板についてきたころ。


今度は夜のご就寝も抱っこで。


ここは旦那の勤務状態も頭に入れておいた方がよろしくてよ。


なにせ夜中の騒音が半端ない。


例にもれず、ウチの赤子もギャンスカギャンスカ泣いたけれど。


初日は抱っこに耐えきれず深夜におんぶでご近所を徘徊したけれど。


しかもソレをなぜか女子高生に目撃されて悲鳴をあげられたりもしたけれど。
一心不乱に歩いてましたので。


寝るまで歩き続けた31歳。



んで。


やっと寝た…と安心したものの。


案の定夜中に何度もご起床される。


起きては華麗にギャン泣き。


その都度お茶を飲ませて抱っこでゆらゆら。


旦那と子どもの睡眠を妨害してはいけないので。


違う部屋でゆらゆら、ゆらゆら。


赤子は泣くと言うよりシャウトに近いし。


気を抜いたら落とすんじゃないかというほど暴れる。
活きがよすぎです。


かといってだれも助けてはくれないし。


私孤独。


疲労度もマックス。


旦那が休日だったので、朝寝させてくれたおかげでなんとか回復。



その生活を二日も続けたころ。


変化が起きる。


案の定夜中に起きたコン吉に。


コップにストローを指して、寝転がったままお茶を飲ませてみた…ら!!


そのまま小さく泣き、再び入眠…!!



断乳!!


奇跡の断乳成功!!


これを喜ばずにいられようか!!



かくして、コン吉は急速に乳を忘れていった。



早。


忘れるの早。



こうして後に残ったのは。


飲み人をなくして張りに張った私の乳(見た目は相当素敵だが痛みも相当)と。


深夜になると赤子を背負った女が高速で歩いているという怪談。



なにはともあれ。


朝まで寝られる幸せバンザイ!!



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