あぁ、トマコの生きる道【4コマ漫画】

あぁ、トマコの生きる道【4コマ漫画】



なーんだ。

自分で着替えられるんだ。

ただ、時期の問題だったんだ。


4歳のなぁ太は一人で着替えることをすごく嫌がってたっけ。

それを、トマコは「ダメ」なことだと思う時期 があった。


4歳なんだから。

幼稚園に行ってるんだから。

自分で着替えないといけないのに、と。

ちゃんと「人並み」にしないといけないのに、と。

なぁ太の「出来ない」ことばかり見て。

分からない「先」を不安にばかり思っていた時期があった。


けど。

時期の問題だった。


5歳になったなぁ太は。

ただ「ハイ、着替え」と手渡しただけで。

何もせかさずとも、当たり前のように着替えるようになった。

あんなにガミガミ怒った日々は、全くの無意味だったのだと。

涙が出たのは、成長の喜びか。

あの時の自分を悔いてか。


今でも時々

「今日は着させて。」

と言ってくることがある。

そんな時トマコはイタズラに笑って

「いつもは自分で着ないとダメよ~?」

「今日だけよ~?」

と言って着させる。

考えてみれば、今までもそれくらいの対応でよかったのにと。

今なら思う。

今なら分かる。


子供の成長はせかすもんじゃない。

せかしたところで子供は成長するもんじゃない、と。


マサオがいつも言っていた

「中学生になっても着させてと言ってくるわけじゃないんだから。」

というあの言葉も、そういうことだったのだ。

子供は自分のスピードで成長していく。

止まる時もあれば、急発進することもある。

夏休み前までのなぁ太は自信を失くし、立ち止まっていた状態で。

夏休み後から今のなぁ太はやる気に満ちていて、急発進している状態なのだ。


今のトマコには、子供たちの成長ひとつひとつが大きな宝物。

たかが着替え一つにしてもこんなにも感動するのは、その分苦しんだ時期があったからなのか。

それを思えば、小さなことで大きな感動を得られる今。

苦しみ悩んだことも、決して悪いことではなかったのか。

むしろ、苦しみ悩んだ分。

得たものは大きかった。


今、コン吉の成長は、穏やかな目で見ることが出来る。

そのせいか。

のびのびと育つコン吉は、いつでもニコニコ笑っていて。

甘え上手で。

けどやっぱりなぁ太と同じ恥ずかしがり屋でモジモジしちゃうこともあるけれど。

それでもそれを、なぁ太の時のように焦ることはない。


けれど、あの笑顔と甘えの下には。

なぁ太に対する遠慮もあったり。

自分より下の存在が現れるという恐怖もあったり。

二番目ならではの苦悩もあるのだろう。

コン吉の場合、ただ見えにくいだけで。


三人目がお腹にいる今の間。

子供たちを思う存分抱きしめよう。

生まれてからも。

コン吉が生まれてから、なぁ太にしてしまったこと

決して忘れずに。

後悔した自分の育児を振り返るようにしよう。


まだまだ遅くない。

いつでも修正はきく。

自分が気づく限り。

自分を省みる限り。

大丈夫。

きっと大丈夫。


子供と一緒に過ごす、5度目のクリスマス。

今ここにいてくれる、あなた達の存在に。

今年も感謝します。



メリークリスマス。


ちなみに。

我が家のパーティは明日です。

だってマサオが仕事だからっ…!!

明日はいっぱいお祝いしようね。

今年はツワリでキツイから、作るのはスープとサラダだけ。

シャンメリーは買ってあるし、チキンとケーキは予約済み。

すごく楽しみです❤


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