手術室を開けると、そこは雪国だった。
じゃなくて。
手術室を開けると、異世界だったのですよ。
なんか同じカッコをした人がズラーて、たくさんいましてな。
いや、全員が全員たい蔵の手術メンバーじゃないですよ?
でも、テレビで見る手術室ってなんだか静かで暗いのに。
実際に開けてみたら、広くて清潔そうな空間にたくさんの同じ姿をした人達がいまして。
なんだか賑やか???っていうか。
テレビの世界と全然違って明るい感じでしてな。
なんだかホッとしたのですが。
いや、何しろみんな同じ姿なのでだれがだれだか分からなくて。
ドアを開けられたところで私たちどうすりゃええんや
と戸惑ったのですが。
私たちの元に近づいてきた手術着を着た人達がいまして。
この人達はだれかしら?と思ったものの
目を見た瞬間
「あ!目ヂカラ先生だ!」
と分かるほどに天然目ヂカラがすごい、たい蔵の執刀医の先生。
あの眼力の素晴らしさは日常生活だけでなく。
こういう、目しか出せない服を着た時にも発揮できるのだなあと感心したものでした。
能面のような目を持つトマコとしては、心底うらやましい…!
こうして、眼力先生にそのままたい蔵を抱っこで渡しまして。
トマコ達は、手術が終わるまでたい蔵の病室で待機することになったのです。
たい蔵の停留睾丸シリーズ
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コメント
コメント一覧 (5)
はらはらっ
どきどきっ!
私もよく、乳放り出したまま朝まで爆睡してましたよ~。母は強しっ イエイ(死語)Nera2012-01-14 00:34:41返信する
親を安心させようという意志が満々で。
心配で泣くヒマもなかったのを思い出しました。(´ー`
みき2012-01-14 07:41:45返信する
感想を聞かせてください
http://omosiroihanasi.jimdo.com/ atiti 2012-01-14 19:14:40返信する