トマコのママ友はなんか濃い。
なんとなくだけど、濃い。
普通の人達なんだよ?
見た目も行動もほんと良識ある、良い意味で普通の人達ばかりなんだけど。
気のせいかもしれないけど、ちょっとだけ濃い気がする。
そんなママ友のお話を少し。

まずはもりお。

今現在小1女児のお母さんで、トマコのかつての同僚でもあるもりお。
彼女のことは何度か記事にしたこともある。
 ※もりおの記事はコチラ → 2008/10/2結婚式に行くんですが。

黙っていればオシャレでかわいいんだけど、しゃべるとなんか残念な人だ。

そんな彼女はうちのたい蔵ちゃんをえらくお気に入りで、たまに会うと随分とかわいがってくれる。
そもそもたい蔵ちゃんはとてもおとなしい子ということもあるが末っ子特有のものなのか天性の甘えん坊で、それはそれは自分をかわいく魅せることに長けているお人だ。
たい蔵ちゃんのそういうところにトマコはたまにイラッとさせられるのだが、まあその話はおいおい語るとして。

そんなたい蔵ちゃん、3歳まではほとんど声を発しなかったのですよ。
3人目ということで幼児の世話に長けている両親と世話焼きな兄二人が、たい蔵ちゃんが言葉を発しなくても先回りしてお世話してしまっていたのも原因の一つでもあるだろうし、それだけではないのかもしれないが。
まあとにかく、たい蔵ちゃんは滅多に「声」を出さなかったんです。

そんな2歳のたい蔵ちゃんを連れてスーパーに行ったとき。

偶然もりお一家に遭遇。

すると突然もりおは手を広げて叫びました。

どうやら感動の再会的なものをしたかった模様。

だがしかし恥ずかしがりのたい蔵ちゃんはもりおの元へ行かない!
そもそももりおとは長い休みになれば会うくらいなので、そんなしょっちゅう会っているわけでもない人の元へたい蔵ちゃんは駆け寄ってはいかない!

しかしもりおは気にしない。

たい蔵ちゃんを抱き上げて、隣にいたイカツイ旦那様に言いました。

うちの子をかわいいって言ってくれてありがとう!
うれしいね!
見た目はおかめみたいな子だけど、トマコだって親だもの。
我が子がかわいいって言われてイヤな気はしないもんだね!

しかし次の瞬間、もりおは満面の笑顔で言ったのでした。

スーパーの空気が凍った気がしました。

冷房が効きすぎていたのでしょうか。
なんかヒヤッとしたのです。


トマコの後ろではマサオが静かに動揺していました。

しかしマサオ。

気づくがいいマサオ。

もりおは褒めているんだよ。

見てごらん。

彼女の上気した肌を。
喜びに満ちた目を。

かおなしと言われ喜ばない人がいるとは微塵にも思っていない様子だ!

そんな時、トマコの元へ戻ろうと手を伸ばしてきたたい蔵ちゃんが、珍しく声を発しました。

そうです、これです。

このしゃべり方が、もじもじしているかおなしとソックリだともりおに好評だったのです。

まあ実際似てたしな。
てなことが2年間にあったことを、昨日ふと思い出したトマコだった。
なぜなら昨日、そのスーパーで偶然もりおに会ったからだ。

と言っても駐車場で、車に乗ったもりおが通り過ぎてったのを一言二言話しただけなんだが。

今度遊びに行っていい?ではなく、行くからー!と断定的に言ったあたりが、もりおらしくて清々しいと思った秋の昼下がりの出来事でした。

他、かおなし関連の記事がもう一つあったので掲載
→ 2010/2/21猫、ムービースター

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