母はストーカーのごとく一歳児の後ろに立つ。
最近走り出したコン吉はとても早い。
というか早すぎる。
そのくせななめに走ったり。
前を見ていなかったり。
見ていてもななめだったり。
目が離せない度マックス。
かといって過度に手を出し過ぎたくないので。
母はやっぱり一歳児の後ろにそっとたたずむ。
ストーカーのように。
黒子のように。
まあなんていうか。
そんな母の存在に気づいたコン吉が。
母をまこうと走るわけで。
本末転倒なわけだけども。
そうは言ってもななめに走る一歳児のそばから離れるわけにはいかないわけで。
母ちゃんの苦悩は色々と絶えないわけなのでございます。
ストーカーや黒子になりつつも気配を消し切れてないのがいけないんだわ、きっと。
でも黒子って案外存在感あるような気がするわー。
いっそのこと伊賀の忍者に弟子入りしたいわー。
コン吉1歳シリーズ 次へ
【いつも応援ありがとう】