170708-1

170708-2


発達障害の子を育てていると、それだけで他から言葉をもらう機会が増える。

その中でもまだまだ多いのが

「母のせい」


子供の問題は母が原因と言う人は案外多く

だから子供のためにすべて捧げよとも言う。


今回の
「コン君が学校で荒れてるのは
 お母さんの愛情が足りてないからです」

てのは言い方を変えれば
「お母さんが愛情いっぱい注いでいればそのうち落ち着きますよ」
て意味だったのかもしれない。


けれど、子供の問題はあなたのせい、という言い方ひとつで

真綿でジワジワと首を絞めるかのように

母は自分を追い込んでいく。

頑張っても頑張っても

できることをやりつくしても改善されない子供の様子に焦り始め

その矛先は子供に向いてしまい

そんな自分を更に責め、母としての自信を失っていく。


思春期同様、子供には荒れる時期があるって今なら分かるのにね。
 →2017/6/19 3,4年生の男児の崩れの中で


でも、いい先生だったんだ。

コン吉のことをよく見てくれて、かわいがってくれて

コン吉に対する先生の愛はたっぷり感じた。

そういう言葉をかけてくる人は、子どもへの愛があるからこそで

だから中間子のコン吉をもっとこうしてあげたら…という思いからあの言葉になったんだろう。


結局、他人は変えられない。

自分が変わるしかない。

余分なものは聞き流して、その中にある大事な言葉を拾うしかないのだ。

今回で言えば

「子供に分かりやすい愛情を示すこと」

これは子供が何歳でも大事なことだから

ずっと、忘れないように心掛けている。


それと同時に、頑張ることをやめた。

発達障害の子を抱える親は、おそらく普通以上に気を張り

子が迷惑をかけないように、将来社会で暮らせるようにと必死だ。

だからこそ、子のケアと同じくらい母のケアが大事なのだが

まだまだそこまで達してないのが現状で

子供の発達障害のケアに注目が集まる今

これからは子供の一番そばにいる存在の母親のケアにも注目が集まるといいのに、と

願ってやまないトマコなのでした。


みんな!

自分を労わってあげようぜ!!

あたしたち、すげえ頑張ってるよ!!


15真剣に考えるシリーズを
 ●初めから読む
 ●前の話を読む
 ●次の話を読む


【いつも応援ありがとう】
  にほんブログ村 イラストブログ 絵日記へ

【更新連絡を受け取る】
 

【シリーズもの】
シリーズを読みたい方はコチラをクリック
 →登場人物とオススメ記事 

【発売中の書籍】
発売中の書籍をご覧になりたい方はコチラをクリック
 →お仕事情報