なぁ太の初バイト(全9話)
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なぁ太が困りごと発言をしたときは

既に限界を迎えているときだと分かったのは本当につい最近のこと


今までのトマコはそこをちっとも分かってなくて


なぁ太が部活を辞めたいと言ったときも
 →部活を辞めたい

友達に嫌がらせされてると訴えたときも
 →友達からの嫌がらせ

「その場で頑張り続けるための改善策」を提案してしまい

結果として追い詰められたなぁ太は激しい拒絶行動をしたあげく
 →拒絶行動

心病んでしまったわけだけど
 →薬ひとつ飲めない状態に


なぁ太みたいなHSCの激しい子は

本人にその自覚がなくともSOSを出すまでに散々傷ついていて

周りと同じように対応できない自分を責めていて


それってすごく苦しいことなんです
 →理解と許容の大切さ


だから彼が彼自身を許せるように

私たち親がまず誰よりも一番に彼を認めて受け入れる必要があったのに

でもそれはただの甘やかしじゃないかとか

周囲の目だとかいろんなものが絡み合っていて


だって実際になぁ太がHSCだからといって

やることなすこと全部を許していいわけではなくて

締めるとこは締めなくちゃだめなんですよね
 →ネトゲでキュッ


でも困りごとに関してはそれとは全く別なんですよ

そういった日常のこととは180度対応を変えなくちゃいけなくて

だけど今まで積み重ねた価値観があるからなかなか簡単にできることじゃなくて
 →価値観を崩すことの苦しさ

親にとっても試練なわけだけど


ひとつ乗り越えた今思うのは

今まで起きた問題も、間違えたと思った対応も、散々のたうち回った苦しみも

全てに意味があるのだということ

人生って結局いつまでも

頭を打ち、気づき、学ぶことの繰り返しで

それならば

どうせなら苦しんで生きるんじゃなく、笑って楽しく生きようと

失敗を悔いるんじゃなく、失敗から得た気づきと学びを喜んで生きようと

トマコはシミジミ思ったのでした


てことで長く続いたなぁ太のバイト話はこれで終わり
今はまた新しい道を歩んでいるなぁ太にどんな結末が待ってるか分からないし
バイトしたことで思考が偏って小さな衝突が起きたりもしたけれど
そのお話はまた今度

なぁ太の初バイト(全9話) 完結
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