前回の記事にたくさんのご意見ありがとうございました。

色んな意見がとても参考になりました。

これから書くことは、本当ならなぁ太の4才の誕生日に書こうと思っていたのですが。

前回の記事をキレイにまとめようとしたあまり、かなりはしょり過ぎたので訂正として書かせて頂きます。


※前回の記事

  → 11/18 叩くということ。



前回なぁ太がヨソのお宅に石を投げた経緯ですが。

その前に、始めに石を投げたのはコン吉でした。

コン吉に「投げたらダメだよ!!」と言っていたその時。

なぁ太自身、コン吉のマネをして石を投げたのです。


もちろん石を投げたなぁ太は悪いコトをしました。

叱った後、いつものように話し合い。

・なぜ石を投げてはいけないのか

・コン吉が悪いコトをしたら、それをマネるのではなく

 教えてあげないといけない

こういったコトを懇々と話し、なぁ太自身も納得しました。

あの記事は、なぁ太自身の反省の言葉を聞いた後でのトマコ自身の感想です。

というか、最近手が出すぎていることもあり…の反省だったのです。


叩くことを一概に悪いことだとは思っていません。

包丁と同じように、使い方一つでいいものにもなる得るものですし。

なぁ太を預けた先の幼稚園、小学校で、今後手を出す教育をされる先生に会ったとしても。

それは、こちらがお願いして子供を預ける先のことですから、口出しするつもりは毛頭ありません。

むしろ、ちょっと前まではトマコ自身も叩く子育てをしていくつもりでいました。

あまりに悪いコトをした時にパシッとやってガツッと怒って。

さぁおしまい!みたいな、トマコが理想とする肝っ玉母ちゃんになりたいと思っていたのです。

それなのに。

叩く子育てが合う子供と合わない子供がいることに気づいたんです。

つまり、叱って伸びる子供と、褒めて伸びる子供です。



例えとして、過去の話を少しします。

トマコと、妹ヨッスの幼少期です。

私たちの両親はまさしく昔気質の人間でした。

それはもうしょっちゅう怒られたものでした。

そんな両親にゴツッとやられても。

トマコ自身は「見返してやる!!」となりりつつも、すぐケロッと忘れておしまいでしたが。

妹ヨッスは全く違いました。

ヨッスは両親の暴力に怯え、両親に委縮し、何も出来なくなっていました。

いつも自信がなく、自己評価もとても低い子供だったのです。


そして最近気づいたのです。

なぁ太は叱ると委縮して何も出来なくなる子供だということに。

例えば、なぁ太が床でお絵かきをしていて。

紙からはみ出して書いていたことがあったのですが。

それを見つけた瞬間、トマコは怒りました。

「コラー!!紙の上に書きなって言ったでしょー! !」

一声かけて、目一杯の新聞紙と紙を準備しました。

「ヨシッ!この上なら思いっきり書いていいよ!」

トマコは、なぁ太が喜んで書くと思っていたのです。

しかし、現実は違いました。

なぁ太は小さく固まりながら、トマコと目も合わせずにつぶやいたのです。

「なぁくん、もうしない…」

その反応はただ拗ねているというものではなく。

あの時の、怯えたヨッスの反応そのものでした…。


毎回怒るたびに極端に小さくなるなぁ太を見て。

この子にこのままの方法で接していていいのかと。

自分の子育ては間違っているのではないかと。

不安になり、トマコは義母に相談しました。

すると…。

義母は静かに話してくれました。


義母は、自分自身厳しい親の元に育ったから同じように子供を育てるつもりだったそうです。

そして小学生になったマサオの成績不振を見て。

「勉強しなさい!!」

と、それはもう口うるさく言ったそうです。

小学生だったマサオは何も言わずに頑張りました。

頑張って、頑張って、そして………数個の10円ハゲ誕生。

その時義母はとてもショックだったそうです。

自分の言葉がこんなにも子供を追いつめていたのかと。

それ以来、悪いことはちゃんと注意しても。

多くを望んで細かいコトに口出しすることは止めた…と言っていました。


なぁ太は、幼少期のマサオにとても似ているのだそうです。

気が小さいところも。

団体行動が苦手なところも。

極端に恥ずかしがり屋なところも。

でもよく笑う子です。

よく気がつく子です。

面倒見のいい子です。


「叩くなと言ってるママがどうしてボクを叩くの?」


今回言葉にしたけれど。

人をよく見るなぁ太ですから。

きっと彼の中では長い間疑問だったことでしょう。

そんななぁ太も4才が近づき、個性がよりハッキリとしてきました。

そのなぁ太に合わせた育て方が。

なぁ太自身の言葉もあり、『叩かない』ことになったのです。


悪いことはもちろん叱ります。

すぐに実を結ばなくても言い続けること、それが親の仕事だと思っています。

個性がより顕著に出始めた3歳の終わり。

育児の方法は一通りではなく。

その親と子供がいればいるだけ、たくさんの方法があることに気づきました。

トマコ自身も何が正しくて何が正しくないかなんて分かりません。

ヨソのお宅に当てはめれば間違いになることもあるでしょう。

ただ、トマコとなぁ太の場合はこうなんです。


ガサツに生きてきて。

これからもガサツな育児をしようと思っていた私には。

この子育ては新たな試練です。

これからは、カッとして出していた手をグッと引っ込めて。

子供の意見に耳を傾けていこうと思います。

でもきっと。

子供の意見を聞きながら、子供と手を取り合ってする育児も。

きっと楽しいものでしょう。

これからも、試行錯誤しながら。

子供を育て、自分を育てていこうと思います。



2008/11/20 追記


おはようございます。
たくさんのコメントありがとうございました。
甘い!というご意見も。
そのとおりだ!というご意見も。
ものすごくタメになりましたし。
とても考えさせられました。
このことについて、夫婦で話し合いもしました。

結果、私達が思うのは。


頂いた意見で
「私が甘かった!じゃあ叩かないと!」
というように、人の意見に揺らいでばかりでなく。
私は私、あなたはあなた、と。
色んな人がいて、色んな育て方があるのが当然ですから。
私達は胸を張ってこの方法でやっていこうということでした。


かといって、その方法もまた変わるかもしれませんが。
それはその時。
成長に合わせて、兄弟に合わせて。
その都度頭を打ち、悩みながら。
その際は皆さんの意見や経験を参考にさせていただきたいと思います。


最後に。

何件かお問い合わせがあったのですが。
どんなご意見であれ、この記事にリンク頂くのは構いません。
慌ただしく過ぎ去る日々の合間のふとした瞬間に。
ちょっと立ち止まって考えるきっかけになるのなら。
それでいいのかな、と思います。

たくさんのご意見本当にありがとうございました。
これからも頑張る世の『親』に。
応援のエールをこめて…。


トマコ



2008/11/22


携帯からのコメントを禁止させて頂きました。

名前を変えての何度もの投稿をされた方がいたので

その予防策として、です。

申し訳ありませんが、ご了承くださいませ。


トマコ



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